地域防災
いざという時に対処できる協力体制→ これが「自主防災組織」です。
防災のトップには、「近助(所)という精神」を再掲します。
(PDF資料にもありますが、平成28年の防災研修会の講師(防災システム研究所山村武彦氏)の話が今も記憶に残っています。)
「少子高齢化が進展する現在、「近助」という考え方は、とても重要となります。小さなコミュニティ単位でお互いに助け合えるご近所関係づくり、それは、べたべたしたお付き合いではなく、ほどほどでよいのです。回覧版をポストに入れるのではなく、声をかけて渡すことがはじめの1歩になります。人は一人では生きていけません。自分のできることは可能な限り自分で対処したうえで、人に助けてもらうことは助けてもらう。隣人同士助け合う、お互い様、程良い距離感で隣人に関心を持ち、困っていたり、様子が変な人がいたら声をかける、それが近所(助)の精神。災害に強い安全・安心のまちづくりにつながります。」
※詳細はこちら→近助の精神
私たちのまわりでは、身近なものとして、台風や集中豪雨による災害、 また、大規模地震や大規模な火災など思わぬ災害が、何時どこで発生するかわかりません。
災害が発生した際には、消防団や防災関係機関は防災活動に取り組みますが、状況によっては、活動が妨げられることがあり、特に大規模地震では、通信手段の遮断、道路・橋の損壊、建物の倒壊などによる交通障害、停電・断水などにより、十分な活動ができないことがあります。
災害時には、災害から身体と財産を守り、被害を最小限にくい止めるには、[自分たちの地域は自分たちで守る」という連帯のもとに地域住民が団結し、行動することが大切です。
自主防災組織、知っていましたか?
安否確認訓練をしていますから御存じだと思いますが、どんな組織なのかまでは知っている人は多くはないかも。
非常時の組織ですから、日常生活では意識できないかもしれません。
でも、必要な組織なんです、必要な活動なんですが…
時間のかかることですが、1歩1歩前進していかなければ、「その時に考えても間に合わない」
■指定緊急避難場所とは(等々力町公民館)
異常な現象の種類ごとに、切迫した当該災害の危険から命を守るために、一時的に避難する場所。 (災害対策基本法)
■指定避難所とは(区内には穂高会館及び穂高東中学校が指定)
○災害等により住宅を失った場合において、一定期間避難生活を行う場所。避難所は、自宅から近い、行きやすいなど実情に合わせて各自で選択するもので、「等々力町区の皆さんは、この避難所へ避難してください」という決まりはない。
○指定緊急避難場所から指定避難所に移行する場合は、「①避難所に移るか、②自宅に帰れる住民は自宅に帰る」という選択になる(若しくは福祉避難所へ移る)。指定避難所が開設されると指定緊急避難場所は原則廃止になるが、ケースバイケースで存続することもあり得る。(災害対策基本法)
■11月1日 防災訓練
令和2年11月1日(日)、区一斉の安否確認訓練の後、午前10時から公民館で自主防災会の役員を
中心とした防災訓練が行われました。訓練の様子を紹介します。
第1段階…停電状態にした段階で、蓄電池と太陽光発電に切り替わりました。
第2段階…蓄電池も限界があります。備品の発電機に切り替え電力供給。燃料がある限り
公民館全体の照明などが使用可能です。(※発電機の出力能力の関係でエアコン
などは使用できませんから、ファンヒーターで暖をとります。)
第3段階…大型の発電機による電力供給。通常どおりの公民館使用が可能となりました。
※大型の発電機使用には電気技術者が必要で素人では扱えません。
停電が長期化した場合の備えとします。
〇 救援救護訓練(AEDの操作訓練など)穂高消防署職員さんによる講習です。
〇 非常食炊き出し訓練 今回準備したのは「お湯」だけ。 美味しい炊き込みご飯の完成です。
〇 災害時の通信手段としてトランシーバー(免許不要の簡易型)の通信エリアを確認しました。